希少糖シロップの効果って？

希少糖は
香川大学農学部の何森教授（当時）が
発見した微生物が持つ酵素を使って
安価な果糖から希少糖D－プシコースを
作ることが可能になりました。

その香川大学が
企業、国と連携して
平成２１年に商品化されたものに
希少糖シロップがあります。


D－プシコースなどの希少糖を
１５％（残り８５％はブドウ糖と果糖）
含むシロップです。

研究した大学が商品化したものですから
その効果は確かなものでしょうが、
データとしては
見つかりませんでした。

このシロップを活用した商品が
香川県内を中心に開発され、
ケーキやドーナツ、ゼリーなどのスイーツ、
レストランの料理やうどんのつゆに使われています。


希少糖普及協会では一定の基準を満たした
商品について
認定マークの使用を認めています。

基準としては

商品中の希少糖含有シロップの使用量が
糖質甘味料（人工甘味材を除く）中
20wt％以上を満たすこととされています。
（※wt％は重量に換算した含有割合）



希少糖には
いくつかの種類がありますが
研究が進んでいるものとして、

D-プシコース　　D-アロース

があります。

D-プシコースは
砂糖の7割程度の甘さをもつ
ノンカロリーの糖です。

食事と一緒に摂ることで
脂肪の蓄積を抑え、ダイエット効果が期待できます。
脂肪の蓄積を防ぐので、動脈硬化の予防にもなります。

また、食後の血糖値の上昇を抑え
糖尿病の改善、予防に効果があります。

日本だけでなく世界中の
糖尿病や肥満の克服に役立つ
素材として注目されています。



D-アロースは
砂糖の8割程度の甘さをもつ
ノンカロリーの糖です。

活性酸素の産生を抑える働きがあるので
脳梗塞・心筋梗塞・高血圧症などへの治療に
応用できると期待されています。

また最近注目されているのが
がん治療への期待です。
がん細胞の分裂・増殖を抑制する働きがあり
新しいがん治療薬や医療用食品の開発が
期待されています。

活性酸素といえば
肌さび、シミ、ストレスによる胃潰瘍など
体に様々な悪影響を与えるものとして
有名ですよね。

これから、このような分野でも
特効薬のようなものが
出来るとうれしいですよね。

---

スポンサーリンク

---