大阪の公募校長 不祥事で更迭！ 公募校長とは？

大阪市の公募校長による不祥事が問題になっていますね。

ニュースでは、現金不正持ち出しの公募校長が
欠勤を続け、学校運営に支障をきたしているため
更迭されると報じられています。


でも今更だけど、公募校長ってなんだっけ…？と思い
調べてみました。


公募校長とは？


橋本大阪市長が提案した
大阪市立学校活性化条例（平成24年7月27日可決、同年7月30日公布・施行）の
第10条（校長の採用等）


校長の採用は、原則として
内部および、外部からの公募により行う。

に基づいて決められた校長を公募校長と言います。

この「市立学校活性化条例」は、市民の強い批判を受けていましたが、
「維新の会」と公明党の修正、賛成で可決・強行されました。


公募に踏み切ったものの、思うように応募が集まらず、
民間の転職サイト（ビズリーチ）と手を組み、推し進めたようです。


「ビズリーチ」は、年収1000万円以上の仕事を求める
エグゼクティブ層が集まる転職サイトだそうで、
毛髪クリニック、リーブ21の社長の公募や
ユニバーサルスタジオジャパンの幹部の公募などの実績があるようです。

経営のプロなど、優秀な人材を民間から登用し、
民間企業における人事管理の手法などを
学校に生かすことが目的としていますが、
本当にこんな募集の仕方で
優秀な人材が見つかるのでしょうか…？

書類選考や個人面接などは大阪市教育委員会が
行っているようです。


大阪市の試算では、給与年収は

・小学校・中学校：満45歳で約790万円、満55歳で約870万円

・高等学校：満45歳で約810万円、満55歳で約920万円

となっています。

本当に優秀な方であれば、いい条件とは言えないかもしれませんが、
職に困っている人にとっては、好条件であると思います。

「好条件！」と思って飛びつくような人では
生徒も保護者も困ってしまいますよね…。

企業や行政機関の管理職経験者で、教員免許は不要、任期は３年間とされていますが、
教育の経験がなくて、校長先生が務まるのか正直疑問です。


この公募によって決まった公募校長ですが、
相次ぐ不祥事で、市民の不信感は簡単には
拭えないと思いますが、
この公募校長、
いつまで続くのでしょうか？

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タグ：公募校長　不祥事